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北方領土の国後島沖で操業していた北海道の漁船2隻に銃撃を受けたような跡があることが30日、第1管区海上保安本部(小樽)の調べで分かった。その後、ロシア側が銃撃したことを認めた。2隻は操業中、ロシア国境警備隊のヘリコプターから照明弾を発射されており、1管はその際に銃撃された可能性があるとみて調べている。
1管によると、2隻は羅臼漁協所属の漁船「第58孝丸」(19トン、平藤孝幸船長ら7人乗り組み)と「第63清美丸」(19トン、小島清美船長ら8人乗り組み)。58孝丸には15カ所、63清美丸には5カ所弾痕のような跡があった。けが人はなく、2隻は29日夜、羅臼町の漁港に帰港した。 道漁業管理課によると、2隻は29日午前3時に羅臼漁港を出港。同日午後1時15分ごろ、国後島の北西約8キロの海域で、スケトウダラの刺し網漁をしていた際、ロシア国境警備隊のヘリから照明弾を発射された。 2隻は照明弾を停船命令と判断し、その場にとどまったが、ヘリが約3時間後に飛び去ったため、現場を離れた。ロシア側は、停船命令を無視して航行を続けたため銃撃したとしている。 同課によると、漁船が操業していたのは、日ロ間の北方四島周辺の漁業協定に基づく安全操業海域。日ロ双方は領土問題を棚上げにした上で、陸地から3カイリ以上離れた漁業水域を設定し、漁獲量や期間に応じて日本側がロシアに協力金を払っている。 ヘリが接近していた当時、2隻はこの海域内にいたことが船に搭載された全地球測位システム(GPS)によって確認されている。1管は30日、2隻の乗組員に当時の状況を聴取。船体を調査した結果、弾痕のような跡を見つけた。 【関連ニュース】 ・ 北海道知事「事実なら強く抗議」=国後沖銃撃 ・ 関係良好、韓国に配慮=自民は追及の構え ・ 日本大使に遺憾表明=竹島めぐる学習指導要領解説書で ・ 「竹島、正しく教える」=高校解説書で ・ 新潟水俣病訴訟、和解協議へ=国側と話し合う意向−患者団体(時事通信) ・ 【中医協】「夜勤72時間ルール」で四病協のアンケート結果を報告―西澤委員(医療介護CBニュース) ・ <訃報>伊藤鄭爾さん88歳=元工学院大理事長(毎日新聞) ・ 中学受験 不況知らず「減少なし」 東京、神奈川 あすから私立中入試(産経新聞) ・ 谷垣自民党総裁「小沢独裁と徹底的に対峙」 衆院代表質問スタート(産経新聞)
by rxmvhfwluz
| 2010-02-03 08:31
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